婦人病

美容的にも注目される女性ホルモンは、骨や血管、脳の活性化まで関わり、女性の健康を支える大切な存在。ホルモン不調は月経前症候群や更年期障害などを起こしますが、ホルモンで改善することもできます。「低用量ピル」と「ホルモン補充療法(HRT)」を正しく使うことで、キレイに健康に年を重ねることができるのです。若い世代に適した低用量ピルは、月経痛などをやわらげ、子宮体がんや卵巣がんにかかるリスクを下げます。40代以降に適したHRTは、更年期症状を予防し治療する効果があり、更年期以降の生活の質(QOL)も高めてくれます。

一生モノのキレイと健康を手に入れる先まわりのボディメンテナンス!女性の元気のカギは、女性ホルモンのコントロールにあり。ピルとホルモン補充療法(HRT)を活用してしなやかに美しく年を重ねる“キレイジング”、はじめませんか。

小山 嵩夫
小山嵩夫クリニック(女性の健康管理クリニック)院長。東京医科歯科大学医学部卒業、同大学産婦人科に入局。同大学産婦人科講師、助教授を経て、1996年、小山嵩夫クリニックを銀座に開業。専門は内分泌(ホルモン)で、更年期、月経不順の治療などとともに、予防医学の立場から女性の生涯にかけての健康管理、アンチエイジング医療を行っている。ゆとりのある診療と、患者さんが元気にイキイキと過ごせること(QOL)の向上を目標に、自費による診療を行っている。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア理事長として、更年期や予防医療の啓発活動とともに、女性の生涯にかけての健康相談に応ずることのできるメノポーズカウンセラーの育成にも努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)