婦人病

すべての女性に「ブレストケア」―なぜ乳がん検診に行かないの?: 霞 富士雄 福田 護 野末 悦子 島田 菜穂子 難波 清: 本

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すべての女性に「ブレストケア」―なぜ乳がん検診に行かないの?

すべての女性に「ブレストケア」―なぜ乳がん検診に行かないの?

出版社/著者からの内容紹介

「ピンクリボン」は、乳がんによる女性の悲劇を繰り返さないように、早期発見のための自己検診や、定期検診の啓発運動のシンボルマークです。
編著であるNPO法人乳房健康研究会は、乳がんに関わる日本を代表するドクターたちの「すべての女性にブレストケアを」をいう熱いメッセージから生まれた一冊です。
ぜひ、すべての女性のお手元に─。

内容(「BOOK」データベースより)

NPO法人乳房健康研究会による検・健診、受診したい!リスト一挙掲載!!全国500の病医院、全国120の検査設備が整った施設など。

内容(「MARC」データベースより)

女性の乳がんに対する意識、検診に関する関心、地方公共団体の乳がん検診に対する行政上の考え方、最新の乳がんの情報、早期発見での注意点などを紹介。公的機関・啓発団体、患者の会、乳がん関連サイトなども収録。

著者からのコメント

まえがき (著者のことば)
 『20歳を過ぎたらブレスト・ケア』は、出版されてから二年半たちますが、乳がんの早期発見の重要さを強調した書籍で、幸いにも好評であり十分その役目を果たしました。内容は決して古くなっているわけではないのですが、この二年間乳がんについての世間の関心が一段と強くなり、九月のがん制圧月間をみはからって一部のマスコミによってマンモグラフィ検診の必要性が必要以上に強調されたこともあって、茶の間に関心以上に不安すら呼び起こしました。このため乳がんの早期発見についての最新情報をより分かりやすく述べると共に私達乳房健康研究会はこの春に日本乳癌検診学会と連携して、日本での乳がん検診に対する意識が低いかを解明する目的で、「どうして乳がん検診に行かないの?」のタイトルで、東京と地方の愛媛の二つの地域を選んで女性の乳がんに対する意識、検診に対する関心を、また、それに地方公共団体の乳がん検診に対する行政上の考え方をも併せてアンケートの全貌をまとめて世間に公表する必要性のために、版を改めて、第二弾の出版に至ったわけです。
 このように本書ではこの二年間にもたらされた最新の乳がんの情報、とくに早期発見にあたっての注意点等をまとめることと共に、このアンケート報告をいろいろな図表を用いて乳がん検診の中でもとくにマンモグラフィ検診についての女性の意識についてを発表し、討診内容を総括いたしました。おそらくこのアンケートは、前例がなく、その内容は実に重要であります。
 また識者による乳がん一般についての教育啓発の座談会も併せてまとめ皆様のお役に立つようにしました。
 乳がん検診がマンモグラフィ途に報じられて、女性の意識が開かれるのは将来の日本の乳がんの早期発見に役立つことには最適であるものの、実際の臨床病院では、まだ乳がんの早期発見より進行発見のほうがはるかに問題となっている現状も強調し、この進行がんをなくすこと、くわしくいえばステージ2を減少させてステージ1にするには、いかに女性の覚醒と自己検診、家族の指示が重要であるかが述べられています。著名人を混えた乳がんに対する座談会では、女性の意識の変革を強調することと共に、家庭の主婦を支える家族全員の指示を強調して、心に染む内容となっています。皆様の乳がんに対する開眼にお役に立てれば幸いです。

目次

プロローグ あなたのまちがった乳がん意識―日本と海外の違い
第1章 「乳がん」ってなに?
第2章 私の乳がんストーリー―体験談
第3章 乳がんを早期発見するためのQ&A
第4章 「乳がん検診」研究報告
第5章 なぜ乳がん検診に行かないの?―座談会
エピローグ 世界に広がる「乳がん早期発見キャンペーン」―身近な乳がん関連運動